社会起業塾イニシアティブ 未来を拓くソーシャルベンチャー創出プロジェクト

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2015年11月30日

社会起業塾2015 中間強化合宿を開催しました

11月22日~24日、社会起業塾2015中間強化合宿が開催されました。

今回の合宿のゴールは「事業をさらに加速させるための具体的な行動計画を明確にする」。合宿の構成は下記のとおり行われました。

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<1日目> 振り返り・課題の整理・合宿でのゴールの確認
<2日目> メンターや仲間からインプットを得て、課題の仮説をつくる
<3日目> 今後のアクションを明確にする
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~1日目~
朝、高尾駅を埋め尽くす観光客の波を横目に見つつ、
紅葉盛りの高尾の山の中、会場であるJA全国教育センターまでやってきました。

全員がこうして揃うのはキックオフ合宿以来2か月ぶり。アイスブレイクとして、この2か月どんな風に過ごしてきたのか、今日どんな心境でこの場を迎えたのか、色で表現していきます。挙げる色とその理由は十人十色ですが、「この合宿を終えて、今抱えているモヤモヤした気持ちを晴らしたい!」という想いは皆さん共通のようです。

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アイスブレイクが終わると、さっそく複数チーム合同のグループに分かれ、今自分が重点課題と感じている内容を発表していきます。「あなたの課題は本当にそれなの?」「なぜその顧客なの?」起業塾生の仲間や、普段の担当外のコーディネーターから新鮮なフィードバックを受けて、この先3か月向き合っていくべき課題は何か、そのためにはこの合宿で何を得なければならないか、もう一度見つめなおすべく、日が暮れるまで議論を重ねました。

~2日目~
今日から川北秀人さん、石川治江さん、牧大介さんの3名をシニアメンターとして迎えます。朝一番は「中間報告セッション」として、各団体ごとの2か月間の活動実績と、1日目でブラッシュアップした今後の重点課題を、シニアメンターに対して発表しました。

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ここから個別のメンタリングとワークの時間に入ります。起業塾生は「関所」として設けられたシニアメンターの席に何度も足を運び、1日目に自分たちが建てた仮説をぶつけては、次から次へと新たな「問い」を頂き、それを持ち帰って答えを考えあぐねる繰り返し。

ここで思いがけない問いをもらって考え抜いた結果、現在の事業から大きく方向転換し、事業フレームを再構築する団体や、活動地域に囚われない決意を固める団体も出てきました。

夕方、束の間の息抜きに、起業塾生主体で行われたOBOGセッション。

昨年度この起業塾を卒業した伊藤文弥さん(認定NPO法人つくばアグリチャレンジ)と、永田京子さん(ちぇぶら)を迎え、起業塾での学びや苦労をシェアしました。当時の担当メンターからのよもやま話に場が盛り上がり、また先輩の悩み、乗り越えていった姿に、同じ悩みを抱える起業塾生が力をもらう場面もありました。

夕食の後は「社会事業家100人インタビュー」。IIHOE・ソーシャルビジネス・ネットワークの協働事業として開催されている、先輩社会事業家からビジネスモデルを学ぶための連続対話型講座で、今回は特別に、起業塾生に向けて開催いただきました。

ゲストは、NPO法人!-style (エクスクラメーション・スタイル)吉野 智和 さん。障がいのある人たちが働く「作業所」を社会的資源として捉え、有効に利用できるよう再構築し、社会に発信する仕組みを作りに取り組まれています。障がいのある人の強みをいかした課題へのアプローチ方法や、吉野さんご自身の事業との向き合い方は、今が事業と向き合う大事なタイミングの起業塾生たちにとって、たくさんの示唆を得られた場となりました。

夜はお酒を交えて、シニアメンターや吉野さんに相談をする人も、明日のバーチャル・ボード・ミーティングに向けて根詰めてアジェンダ作成に取り組む人も。本合宿最後の長い長い夜を、懸命に向き合います。

~最終日~

朝から寝不足気味の顔でありつつも、真剣な面持ちの起業塾生たちがそろいました。パートナー企業の花王と電通の皆様を迎え、空気がぴりっとしたところで、参加者全員が仮想のボードメンバーとなる、シニアメンターグループ合同・バーチャルボードミーティングの始まりです。

起業塾生が順番に、この2日間で考えつくして定めた今後の方針を発表し、その内容に対して参加者全員が、鋭いフィードバックを加えていきます。多くの起業塾生が、合宿中に決めた方向転換を初めて全体の場で共有することとなり、この場で揉まれることで、さらに事業方針に磨きをかけていきました。一団体50分あった時間もあっという間。お互いにコメントシートを交換し合ったのち、合宿の最後を締めくくる振り返りセッションに向け、最後の力を振り絞って具体的な行動計画づくりに取り組みます。

そして迎えた、振り返りセッション。
この合宿でのアウトプットと、残りの4か月に向けたコミットメントを、シニアメンターや合宿参加者全員の前で発表する場です。初日は複雑な表情でチェックインした起業塾生も多かったものの、今回は晴れやかな顔で堂々と発表していく姿が印象的でした。

シニアメンターの皆様から頂く最後のコメントは、起業塾生によって大きく分かれました。「目の色が変わった、次を期待している」と太鼓判をいただいた起業塾生もいれば、「何も変わってない。これまでと同じことを違う方向から言っているだけだね。」バッサリ切りすてられた起業塾生もおり…。悲喜交々の顛末を迎えることとなりました。

残すところ、あと半分。
まだまだ、彼らの事業も、彼ら自身も、変わっていきます。
今回の合宿で立てた行動計画のもと、次の合宿までに、どんな変化を遂げるのでしょうか。