被災地での地域産業の担い手育成・移住促進のビジネスモデル

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被災地での地域産業の担い手育成・移住促進のビジネスモデル

株式会社巻組 代表取締役

渡邊享子

2015年卒 花王社会起業塾

地域・まちづくり

事業内容

「出る杭、作ります。」をコンセプトに、建築・デザインを専門とする20歳代のメンバーがチームを組み、 住まいや働き方といった切り口から石巻発の新しいライフスタイル発信する事業を展開しています。 DIYによる施工や広報媒体のデザイン、街を元気にする企画づくりに体を動かして参加し、 漁業者や小さな事業者から大企業まで幅広いクライアントと組んで社会的ビジネスを創出しています。

活動地域

宮城県石巻市

社会起業塾を受けての変化

自分は起業家として何を軸にするのかを決める

「大学院の研究プロジェクトとして取り組んできた空き家のリノベーションを事業にする」。2015年3月に仲間と合同会社巻組を設立し、その年に社会起業塾に参加しました。

しかしここで突き付けられたのは、自らの存在意義を見出すための問いの数々でした。単に空き家の有効活用がしたいわけではない。では自分たちの存在意義は何なのか。顧客は誰でどんな価値を提供したいのか。メンターやコーディネーターと対話し続ける時間が続きました。 悶々としていたときに、メンターから「ミッションやビジョンを言葉にするより、シンボルとなる場を作ってはどうか」という助言を受け、自分のサービスを象徴する場が形になっていれば、言葉になっていなくても周りの人に伝えることができるなと考え、改めてイノベーティブな人材が集うシェアハウスを事業の軸に定めることを決断しました。

自分の強みや、起業家として何を柱に生きるのかを決める良い機会でした。

同期生やメンター、コーディネーター、事務局であるETIC.との関係は卒塾後も続いています。忌憚なく意見交換を行い、プロジェクトにともに取り組むことや、公私を問わず、石巻を訪問するメンバーも。こうしたエコシステムの存在も、巻組の卒塾後の成長に貢献していると思います。

株式会社巻組

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