DIY市場づくりを通じた小規模製材所の活性化

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DIY市場づくりを通じた小規模製材所の活性化

KUMIKI PROJECT株式会社 代表取締役CEO

桑原憂貴

2015年卒 エヌエヌ生命社会起業塾

地域・まちづくり
農林水産業・食

事業内容

東日本大震災以降、岩手県陸前高田市において、地域材を活かしたものづくり「KUMIKIプロジェクト」をスタート。活動当初は、地元住民とともに杉間伐材ブロックを用いた集会所づくりに挑戦する。活動を通じて森林資源の豊富な中山間地域における小規模製材所の重要性を感じたことから、東北をはじめ、全国の製材所と連携した「暮らしを手づくりする人の国産DIYブランドづくり」に取り組む。現在は、暮らしを手でつくる人を増やし、日本の森をつなげることを目指す。


活動地域

全国

社会起業塾を受けての変化

自分自身が本当にやりたい想いに気づく

起業してから3年経った頃に社会起業塾に入塾しました。気仙杉を使った家具の開発と販売を行っていた頃です。

「被災地で起業し、地域材を活用したビジネスを展開している」という点がもてはやされ、メディアの注目が集まる一方で、家具キットの販売は振るいませんでした。何より助成金と補助金を使って生き延びている状況に、 自分自身が疲れ、迷いを感じていた頃でもありました。

そんなときに、社会起業塾で出会ったメンターから「そろそろ『社会的 にいいことをやっています』という “ソーシャルマント”を脱いだら?」 といわれ、その一言で、「被災地での起業」や「地域材の活用」という「社会に良いこと」に縛られていたこと、そして「日本の小規模な製材所を守る」という、それらしい目標と社会課題を作り上げて、その解決に向かうストーリーを綺麗にまとめて話している自分に気付きました。

社会起業塾を通じて、本当に自分が目指したいのは「人と人のつながりの再構築である」と認識し、その後、メンターの助けを借りながら、ワークショップの経験を積みました。

そして2016年には自らが本当に掲げたい旗を明確にする意味から、会社名をKUMIKI PROJECT株式会社に変更、事業内容も現在行うDITワークショップの企画運営へと大きくシフトすることができました。

KUMIKI PROJECT株式会社

手間を愛着に変えるDIY市場づくりを通じた小規模製材所の活性化

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